恋愛記念日(恋愛短編集)






「放課後、屋上に来てくれない」







 美緒はしばらく俺のことを見て






 それから、頷いた。







 俺は礼を言って、席に着いた。









 それから、ノートの切れ端に





『弥生。ごめん、君とは付き合えない』






 そう書いて、弥生に手渡した。





「そう…。残念ね」












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