恋愛記念日(恋愛短編集)









「隼翔くん…




 なんで自殺しちゃったの?」







 美緒の顔は




 この世の終わりを迎えて怯えている少女。





 もっとも、




 俺はそんな顔を見たことがないけどね。






 俺は、





「ねえ、美緒。




 今日さ、一緒に隼翔ン家に‥




 行かない?」





 美緒に聞いた。










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