恋愛記念日(恋愛短編集)








 隼翔の家に行けば、




 彼が何に追いつめられていたのかが…






 わかるような気がしたんだ。







「…うん」





「言っても無理かもしんねぇけどよ。




 美緒、そんな暗い顔すんなや。




 俺まで落ち込むから。




 俺、お前の明るい顔が好きなんだぜ」






 俺の言葉に




 美緒はトマトみたいに赤くなった。





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