恋愛記念日(恋愛短編集)






 隼翔の家に行くと、




 彼の死を知らされたんだろう。





 オジサンもオバサンも泣いていた。






「なんであの子が…」





 
 オバサンは彼の死因もわからずに




 途方に暮れているようだったが、





 オジサンは何か知ってるみたいだった。






「オジサン、なんで隼翔は…




 自殺したんでしょうか」






 俺の質問に



 オジサンは目頭を押さえたまま、




 口を開いた。




< 59 / 175 >

この作品をシェア

pagetop