恋愛記念日(恋愛短編集)






 三月。





 通知表が配られた。





 どうせ成績悪いんだろうな。



 そう思ったら怖くって






 成績表なんて見れなかった。






「ねー、里緒奈。先生とどうなの」





 あれから私は



 先生を好きでいるのをやめた。






 恋が実らないって



 わかっているから。




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