センチメンタル*ガール



「……ごめんなさい。



あたしがちゃんと佑輔に限界の意味聞けば良かったよね。



すぐに別れを決断しなければ良かったよね。



こんな佑輔の言葉もちゃんと聞かずに先走っちゃうけど、



あたしこれからもずっとずっと佑輔のそばにいたい!



もう、あたしは「別れる」なんて言葉……絶対口にしない。












だからもう一度、もう一度あたしと付き合ってくれませんか?」



佑輔の目をみつめて、手を思いっきり握ってそう彼に伝えた。



“あたしにもう1回だけチャンスを下さい”



と心の中で叫びながら。



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