センチメンタル*ガール
Life 13*心に秘め続けていたキモチ
駅の改札を駅員さんに言って出させてもらった。
そして近くにあるコンビニに向かってトボトボ歩き出す。
一歩一歩足を進めるたびに後悔の気持ちが溢れてくる。
よくよく考えたら、明日は佑輔はいつも通り仕事だし、あたしも講義が始まるからまた学校が始まる。
それなのに、一瞬の現れた気持ちをあたしは優先して、いきなり電話をして佑輔を呼び出してしまった。
今までこんなこと一度もしたことなかったのに、今回はどうして躊躇いもせずに彼に電話ができちゃったんだろ。
周りを見渡すと、駅の近くは人は全然いないけど、飲食店の看板や街灯で明るい。
佑輔に言われたコンビニに着いたあたしは一度店内に入って微糖コーヒーとミルクティーを買って、
分かりやすい場所に立ってようと思ってコンビニの入り口の近くに立っていた。