センチメンタル*ガール



だから佑輔だけに聞いてほしい。



あたしが、今までに誰も言わなかった、隠していたことを。



「あのね……」



ぎゅっとスカートを両方の手で握って話す決心をする。



「あたし、黒田くんのことが好「ストップ!ちょっと待って!」



あたしが言いかけた瞬間、佑輔はいきなり話を止めて、ハンドルの上に顔を突っ伏してしまった。



「……佑輔?あの続き……」



え?え?佑輔どうしたの?



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