センチメンタル*ガール



そうだ、そうだよ。



バイトの送別会の時、佑輔に告白されてすっごく嬉しくて、泣き出して抱き締めてもらった時の気持ちを忘れてた。



これで絶対に踏ん切りつけられる。



あたしにはもうこの人しかいない。



過去の人は過去の人。



もう二度とあたしにとって1番になることはない。



「話続けて」



「今日会う前に何回か彼に偶然会って、後悔の気持ちが出てきたりしたけど、それは彼に告白される前のように



友達に戻ることができないで今まで過ごしてきちゃったことだって気づいた。



あたし、本人に言うのはこれ以上このことを引っ張りたくないから言わないけど



こんなこと佑輔に言うのも筋違いかもしれない……」



でもこれだけ言わせて。



< 230 / 326 >

この作品をシェア

pagetop