センチメンタル*ガール



「あのね……呼び出して色々聞いてもらって、わがまますぎるのは分かってるんだけど……



ぎゅって抱き締めて?」



わー、あたし本当に言っちゃった!



言った瞬間恥ずかしすぎて俯くあたし。



絶対ここが明るいところだったら顔が赤いの佑輔にバレる。



それを確信できるくらい頬を触ってみると熱いし。



佑輔に言ってから変に暑くなった気がするし。



もう結構一緒にいるのにどうしてもなれない。何で隣にいる佑輔は余裕があるくらい慣れてる素振りしか見せないのに、



どうしてあたしにはいつになっても余裕ができないんだろう。



「……ここ2人しかいないけど外だからやだ」



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