センチメンタル*ガール
「…………」
どうしよう、佑輔ーー!
あたしは頭をフル回転させても答えが見つけられなくて、何もも言うことができなかった。
「俺は佑輔さんだったら、別に行ってもいいと思うけど。
前にたまたま駅前で会って声掛けて話してみたら、未紗のことちゃんと面倒みてくれてるの分かったし」
フッと片側の唇を上げて笑うお兄ちゃん。
その顔はもう認めろよって顔をしてる。
「……そうだよ。佑輔の家に泊まりに行くの。
それより、お兄ちゃんは佑輔に本当に会ったの?」