センチメンタル*ガール




「…………」



どうしよう、佑輔ーー!



あたしは頭をフル回転させても答えが見つけられなくて、何もも言うことができなかった。



「俺は佑輔さんだったら、別に行ってもいいと思うけど。



前にたまたま駅前で会って声掛けて話してみたら、未紗のことちゃんと面倒みてくれてるの分かったし」



フッと片側の唇を上げて笑うお兄ちゃん。



その顔はもう認めろよって顔をしてる。



「……そうだよ。佑輔の家に泊まりに行くの。



それより、お兄ちゃんは佑輔に本当に会ったの?」



< 248 / 326 >

この作品をシェア

pagetop