センチメンタル*ガール



「佑輔さん好きなのはよーく分かったよ。


母さんたちにも元々告げ口なんてするつもりなかったし、安心して泊まりに行って来い。



今度、俺たちタメだし飲みに行こうって言っといて。



もちろん、邪魔な未紗は抜きでって」



未紗お酒弱いからつまんねぇしと小さな声で話続けていたのをあたしは聞き洩らさなかった。



なんであたしは抜きなの?って思いながらも、そろそろ行かなきゃって思って



「佑輔に言っとくね。じゃあね!」



そう伝えると、リビングから飛び出して家を出た。



お兄ちゃんのせいでごはん作る時間とお掃除する時間ちょっと減っちゃったじゃんって思いながら



途中でハンバーグの材料を大きなスーパーで購入して、佑輔のマンションまで辿り着いた。



< 250 / 326 >

この作品をシェア

pagetop