センチメンタル*ガール



「でも今日こそ寝れないもん!」



こんな目で訴えて言って佑輔を説得しようと必死だけど



いざ理由を聞かれたら、今度は恥ずかしくなって言えなくなる。



大人しくもう気にしないで寝ようと思ったりもしたけど



すぐになんで?と上から言葉が降ってきてしまった。



「佑輔には……教えない!おやすみ!」



あたしは布団をぎゅっと掴むと頭に被せて逃げた。



本当はこの腕の中から抜けて飛び出したい!!



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