センチメンタル*ガール
「痛いよ、佑輔」
おでこをさすりながら彼に訴えた。
すると彼は……こう言った。
「3日間、会えなくて淋しくさせるのはごめん。
こればっかりは俺には何もできない」
分かってるよ。
弱音を吐かないでいつも仕事を頑張り続けてる佑輔。
きっと、この仕事が好きだから辛くても頑張れるんだよね。
あたしはこくんと頷いて「大丈夫だよ」と言った。
「でも、この出張が終われば少しは落ち着くから
そしたらどっか連れてってやるよ。
だからこの3日間どこ行きたいか考えて待ってろ」
「……いいの?」
と佑輔の腕の中で喜ぶあたし。
久しぶりにどこかにお出かけできるんだ。
……でも。