センチメンタル*ガール



「そんなことあるわけないよ!あたしは自分よりも佑輔の方が大事だもん。



疲れたりなんか絶対しないよ。今までにそんなこと一度も感じたことなんてないし。」



本当にそうだ。



そんなことなんて考えたこともなかった。



この先もそんなことを感じることなんて一生ないと思う。



だってこんなにこんなに一途に人を想うことができたのは彼だけだから。



「俺もそれは一緒。俺だって今日のために出張頑張って、



その後の普通通りの仕事だって頑張って来たんだからさ



今日は滅多にできないお出かけなんだしもう終わりにしよう。



それに今日のは俺が失敗したのがすべての発端なんだし未紗は何も気にする必要ないよ。」



あたしはその言葉にこくんと小さく頷いた。



良かった…佑輔怒ってなかったみたいで。



なんか安心したら佑輔に抱き締めてもらいたくなってきた。



ぎゅっと抱きしめてもらってもっと安心したい。



でも…そんな恥ずかしいこと言えないー!



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