センチメンタル*ガール
ーーーーー…
1時間半に渡る映画が終わり、キャスト1人1人が並ぶエンドロールが流れ始めた。
すっごく良い映画だった。
もっと観ていたかったなって思う作品で、原作も本屋さんで読んで買ってみたいなって思える作品だった。
「終わっちゃったね…佑輔。」
まだシアター内は暗いままだったから小さな声で佑輔に伝えた。
でもいつになってもその返事は返ってくることはなくて、気になって隣を見てみたら
「……」
ぐっすりと眠った佑輔の姿があって、エンドロールが終わって人が少なるまで
仕事で疲れてるんだろうし寝かせてあげようと思ってまた前を向きなおしたら
コテンとあたしの肩の上に佑輔の頭がのってきた。