ある夏の日の出来事

待ち合わせ場所でしばらく待つと
彼がやってきた。

「ごめ、忘れ物して取りに帰ってた。」

「大丈夫だよ。それじゃいこ♪」

彼の手を握って歩き出す。

前回は忘れ物しなかったけど、
やっぱり時間が狂いだしたのかな?

その日は前回と違う箇所がいくつかあり、
まるでタイムリミットを示しているようだった。

< 16 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop