ある夏の日の出来事
「忘れたのかよ!巫の誕生日だよ。」
私の誕生日...?
あっと声をだすと、
彼は苦笑いをした。
「自分の誕生日ぐらい覚えてろよ。
で、何が欲しい?あんまり高くなければだけど。」
そう言ってまた手を繋いで歩き出す。
もちろん私の欲しいものは決まってる。
「大夏がこれからもいてくれればいいよ♪」
彼はちょっと驚いた顔をして笑ってくれた。
「一緒にいるなんて簡単じゃんか。
そんなんが欲しいものだったら
いつでもいてやるよ。」
と言って頬にキスをする。
私は真っ赤になってたと思う。