ある夏の日の出来事

「忘れたのかよ!巫の誕生日だよ。」

私の誕生日...?

あっと声をだすと、
彼は苦笑いをした。

「自分の誕生日ぐらい覚えてろよ。
で、何が欲しい?あんまり高くなければだけど。」

そう言ってまた手を繋いで歩き出す。
もちろん私の欲しいものは決まってる。

「大夏がこれからもいてくれればいいよ♪」

彼はちょっと驚いた顔をして笑ってくれた。

「一緒にいるなんて簡単じゃんか。
そんなんが欲しいものだったら
いつでもいてやるよ。」

と言って頬にキスをする。
私は真っ赤になってたと思う。

< 25 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop