ある夏の日の出来事

「んっ、大夏大丈夫?」

彼の方を見るとよろめいて
道路に飛び出しそうになっていた。

トラックは目の前。

私は全力で走り出した。

“間に合って”

そう思い、彼を突き飛ばした。
トラックの端
ギリギリで彼がよけたのが見えた。

よかったっと思ったのもつかの間
私は激痛に襲われ、
そして意識を失った。

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