ある夏の日の出来事

「巫、大丈夫か?痛くないか?」

手を握り話しかけてくる彼。

でも痛くて声が出なくて、
痛みを我慢してひきつった顔で
笑うしかなかった。

彼を救った代償。
死んでた人を生き返らせたようなものだし、
軽い方なのかな?

その後、私は激痛に耐えられず
意識を失ったが彼はずっと一緒に居てくれたそうだ。

毎日お見舞いにきてくれたおかげで、
私は順調に回復し、退院した。



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