ある夏の日の出来事

「巫、おはよっ
いつも起こしてくれんのに、今日寝坊したか?」

久しぶりに聞いた声。
懐かしくてちょっと目の前がぼやける。

「大夏、おはよ。
ちょっと寝坊しちゃった。」

「風邪ひいたか?鼻声だぞ。」

こんなことでも心配してくれたっけ。

その後はちょっと話をして、
待ち合わせ場所に行くことにした。

3日間。私にとって大事な日が始まった。

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