ウソツキ。


私が適当にあしらったせいか否か、そうちゃんはとても不満そうな顔をしている。

「……どうしたら信じてくれるんだ」

「……私が可愛かったら」

「それなら大丈夫だな、よし。付き合ってくれ」

ああもう、しつこいなぁ……!

「彼氏がいるの!」

「嘘つけ」

「本当ですー」

「じゃあ見せてみろよ!」

「いいよ!」

あっ…、と思った時にはもう遅かった。



そうちゃんはにんまりと笑う。

「じゃあ明日。約束、な?」
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