あたしだけ？

「魁、今日告白されたの？？」

「うん。」

いつも通りの魁。

何でそんな

冷静なの？

やっぱり

それは
あたしに

関係ないから？

「あたしが誰かに告白されたのは
　魁にとって関係のない事なの？」

「うん。」


そっか

そうなんだ


体の力が抜ける


涙が零れる

「気にするよ！！」


「蘭？」


「あたしは魁が大好きだから。
　魁が誰に告白されても
　気になるよ！
　その子好きになっちゃうんじゃないかとか
　振られるんじゃないかとか思うもん
　魁はあたしが好きじゃないから
　彼女だって思ってないから
　気にしないんでしょ？
　魁の馬鹿！もう知らない！！」

魁の手を離して

どこかに逃げる。



もうやだよ・・。