私だけのアイドルくん。
臨海当日。
しおりなんてろくに読んでなかった私は、バスの前で立ち尽くしていた。
「…なんで……なんで座席までバディと隣なの!?」
ああ。ちゃんとしおり読んどけばよかった。
それで適当に理由つけて席変えてもらえばよかった。
もういまさらだけど。
「理子ちゃんおっはよー♪」
「…おはよ。」
「バス、隣だねー!早く乗ろうよ!」
「え…あ……」
私がぐずぐずしてるうちに
白石くんは私の腕をぐいぐい引っ張って座席まで連れていく。
「窓側と通路側どっちがいい?」
「どっちでもいい。」
「じゃあ俺窓側~」
鼻歌混じりに白石くんは席につく。
私はため息しかでないけど。
そうしてバスは出発した。
このあと到着まで白石くんに話しかけられ続けるのは言うまでもなかった。
しおりなんてろくに読んでなかった私は、バスの前で立ち尽くしていた。
「…なんで……なんで座席までバディと隣なの!?」
ああ。ちゃんとしおり読んどけばよかった。
それで適当に理由つけて席変えてもらえばよかった。
もういまさらだけど。
「理子ちゃんおっはよー♪」
「…おはよ。」
「バス、隣だねー!早く乗ろうよ!」
「え…あ……」
私がぐずぐずしてるうちに
白石くんは私の腕をぐいぐい引っ張って座席まで連れていく。
「窓側と通路側どっちがいい?」
「どっちでもいい。」
「じゃあ俺窓側~」
鼻歌混じりに白石くんは席につく。
私はため息しかでないけど。
そうしてバスは出発した。
このあと到着まで白石くんに話しかけられ続けるのは言うまでもなかった。