短編集~甘い恋~
「ねぇ、キミ1人?」
「今暇だったりする?」
「俺らと遊ぼーよ」
3人の男の人に話しかけられた。

「えっ!?」

これって、世にいうナンパってやつ!?

「かわいー」
「ね、遊ぼ!」
「俺ら奢るし♪」

1人があたしの腕を掴む。

「ちょ…」

なにこれ、
気持ち悪い…!

「は、離してください!」
「えー、なんで?いいじゃん、別に」

というようなことを何度も繰り返した。

そして、こちらに向かって歩いてくる人達の中に、見覚えのある顔をみつけた。

──同じクラスのあたしがイケメンだと評価した、相川歩〈アイカワアユム〉くんだ。

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