短編集~甘い恋~
京介という男がドタドタと慌ただしく出て行った。

「よし。俺らも行くか」
「はい??」
やっと我に返る。
「さっさとしろよ」
「え、あの、意味が…」
「チッ」

舌うちした山口先輩は、あたしを肩に担いだ。

「ひゃぁぁ!!??」
「うっせぇ。黙ってろ」

そう言いながら歩き出す。

「きゃぁぁ!おおおお下ろしてくださいいいいい」
「黙らねぇと襲うぞ」
「っ!!!!????」


あ、悪魔…?


山口先輩の正体は…
悪魔なの?


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