短編集~甘い恋~
「てゆーか、副会長だから仕方ないんですけど…」

そうだよ。あたしは職務をまっとうしてるだけじゃない。

「つーか、なんであんたみたいな、しかも1年が副会長なわけ?」
「あんた、慶を脅したの?」

脅されたのこっちだし…。

「慶先輩に、頼まれたので…」
「口答えしないで」

その言葉さっきも言ったし。

「さっからコイツまじうざいんだけど」
「やっぱ、痛い目みなきゃ分んないんだって」
「んじゃ、やっちゃうか」

そう言って、ボス的女がハサミを取り出した。

「その邪魔くさい長い髪、切ってあげる♪」

先輩2人があたしを抑えた。

これは…本格的にヤバいのでは?
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