短編集~甘い恋~
あいつをみかけたのは、
中庭でだった。
うちの学校には、野良猫が住みついている。
昼休み、その猫が木の上にいたのだ。
俺は女どもに昼飯に誘われたので、仕方なく一緒に食うことに。
王子キャラもめんどくせぇ。
「みてぇ慶!木の上にいつもいる猫がいるぅ」
「キャハハッ!怯えてるよぉ」
「下りられないんじゃないのぉ??」
なにがおもしろいんだか。
こいつらの思考、おかしいんじゃねぇの?
周りにいる奴も、ただ見てるだけ。
誰も猫を助けようとしない。
こいつらなんか、バカみたいに笑うだけ。
くだらねぇ。
そう思ってたときだった。
あいつが現れたのは。
中庭でだった。
うちの学校には、野良猫が住みついている。
昼休み、その猫が木の上にいたのだ。
俺は女どもに昼飯に誘われたので、仕方なく一緒に食うことに。
王子キャラもめんどくせぇ。
「みてぇ慶!木の上にいつもいる猫がいるぅ」
「キャハハッ!怯えてるよぉ」
「下りられないんじゃないのぉ??」
なにがおもしろいんだか。
こいつらの思考、おかしいんじゃねぇの?
周りにいる奴も、ただ見てるだけ。
誰も猫を助けようとしない。
こいつらなんか、バカみたいに笑うだけ。
くだらねぇ。
そう思ってたときだった。
あいつが現れたのは。