短編集~甘い恋~
「と、閉じ込められた!ちょ、誰かいませんか!?」

大声を出し、ドアをドンドン叩く。
だけどあたしの声とその音は、倉庫に響くだけ。

「ありえないっつーの!!」


と、その時……


「っせーな…」


聞き覚えのある、声がした。


そこは、マットが置いてあるところからで。

ムクっと起きあがった物体。


「ふ、藤宮っっ!!???」


そこにいたのは、


藤宮だった。


「は、天海?」


ど、どうなるの…。

誰か、


誰か、

助けてぇぇぇぇ!!!!!



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