短編集~甘い恋~
ヤンキーくんと…
しばらく藤宮が、体当たりを続ける。
「もう、やめなよ…っ、ゲホッ…!!」
「うっせー!!それにお前、俺と閉じ込められたの噂になんの嫌なんだろ?」
そんなこと…もうどうだっていいのに。
「もう、そんなこと気にしないから!だからケガする前にやめなよっ」
「だー!女が苦しんでるの、黙って見てろっつーのかよ!!」
藤宮…耳、真っ赤。
「テメェは黙って大人しくしてやがれ!!!」
「……ん」
おかしいな。
今まで、こんな感情抱いたことなかったよ。
“愛しい”、なんて。
藤宮が、ドアにぶつかった瞬間……
ドアが開いた。
差しこんだ光の先にあったのは―――……
「もう、やめなよ…っ、ゲホッ…!!」
「うっせー!!それにお前、俺と閉じ込められたの噂になんの嫌なんだろ?」
そんなこと…もうどうだっていいのに。
「もう、そんなこと気にしないから!だからケガする前にやめなよっ」
「だー!女が苦しんでるの、黙って見てろっつーのかよ!!」
藤宮…耳、真っ赤。
「テメェは黙って大人しくしてやがれ!!!」
「……ん」
おかしいな。
今まで、こんな感情抱いたことなかったよ。
“愛しい”、なんて。
藤宮が、ドアにぶつかった瞬間……
ドアが開いた。
差しこんだ光の先にあったのは―――……