短編集~甘い恋~

おまけ:side春馬ストーリー

俺、藤宮春馬、高校生。

朝から隣の席の天海がこちらを見ている気がした。

「…チッ、なにブスな顔でこっち見てんだよ」
「な!失礼なこと言わないでよっ!!
つーか見てないしっ!自意識過剰やめてよね」

俺にこんな暴言を吐けるのは、きっとコイツくらいだ。
他のやつは、みんな俺を怖がる。

そして、
こいつは…
「ブハッ!今日も言い合ってる~~」
「春馬にここまで言えるのって、莉子ちゃんくらいだよな」
「莉子ちゃんサイコ~~」
こいつらにまで、気に入られている。

こいつらに気に入られるなんて、ある意味凄いことだ。


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