短編集~甘い恋~
「つーか、お前もっと言葉遣い直せば」
「は!?」
「いきなりどうしたんだよ、春馬」

ホント、いきなりだ。
てゆーか、失礼だ!

「お前、顔がアレなんだから、せめて言葉遣いくらい女っぽくしたらどう?」

顔がアレって…!

「うっさいなー!大きなお世話だっつーのっ!」
「だからモテねんだよ」
「はっ!?」

こ、コイツ~~~!!

あたしは藤宮の頭をバコッと教科書を丸めて叩いた。

「ってー!おい、それは人を叩くものじゃねぇぞ」
「なにもっともらしいこと言ってんのっ!!」

宇佐見たちは大笑いしている。

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