短編集~甘い恋~
「孝人。女の子はな、ちゃんと言葉にしてあげないと不安なんだぞ」
「あぁ、そっか」

孝人先輩はあたしをじっと見つめて…
「菜々ちゃん、俺と付き合ってくれますか?」
「…もちろんです!」
「菜々ちゃん可愛すぎ」

そしてまたムギュムギュしてくる先輩。

「「アッツ…」」

そんな伊月先輩と美々の一言で、顔が赤くなる。
「と、とにかくみんなで食べましょう!いただきます」
そしてあたしはパンをほおばる。

「おいしっ!幸せ…」

そしてやっぱり孝人先輩はこちらを見てニコニコしている。

「俺、やっぱ菜々ちゃんの食べてるとこすげぇ好きだなぁ…」
「っ/////」

先輩…。

先輩は、どんなお菓子よりも甘い人ですね…。


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