ALiCe


バシッ。

私は思わず二人の間にローザを庇う形で入った。


とりあえずエフィーは銃を持ってないし素手なら勝ち目はありそうだし…

それに女の子が危ないのに見て見ぬふりもできない。


「「!?」」

しかし二人には予想外のことだったようで目を丸くしてる。



「女の子に突然飛びかかるなんて、危ないでしょ!!子供だからって許されないよ!!」



そう叫ぶと私はエフィーの体を思い切り、それはもうぽーーんと効果音がつきそうな感じで投げ飛ばした。



飛ばされたエフィーは受け身もとれずずさっと音をたてて寝転がった。

表情は未だにぽかーんとしてる。
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