wait
彼は背が低かった。
それに比べ、昔から背が高かったわたしは、
小学校の、列ぶ時はつねに1番後ろ。
中学校では女子で1番デカイ女になっていた。
わたしは、小さい時、背が低いことをからかっていて、拓也はその度に
『俺はいつかお前よりでかくなってやる!そんでお前を守ってやるんだからな!』
って断言してた。
わたしはその姿に、いつもきゅんとしてて、何度も聞きたくて何度もからかってたんだ。
でもいつからか、それも聞かないから、拓也の気持ちもわからない。
.