2両めの安藤くん。




『ドアが閉まります。
ご注意ください。』


プシュー・・・。



「.........ねぇ、咲織、見てた?
今の電車に乗ってた右側の学ランの人、
ちょーイケメンだったね!」


私はものすごくドキドキしていた。


興奮しすぎて、電車を降りた瞬間
咲織に話さずにはいられなかった。


だって!
背が高くて細身で、端整な顔立ち。
さらに友達と話しているときの笑顔が
めちゃめちゃかわいくて....。

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