2両めの安藤くん。


G女の子達は案の定こっちを見ていた。


気になる.......。
でも何か害があるってわけじゃないし。
なんでこっちを見てるのがさえ分かれば
気にならなくなるんだけど。



もしかして....私のことが好き...とか...。
ビアンかっ! いやいや違うな(笑)
だって睨んでたし。


飲み物を買って戻ってくると、
安藤くんと咲織が教室に来ていた。



「彩、席ありがとー」


「望月、なにそのお茶(笑)
そんなの飲むの?おいしいの?」


「え?」


2本のユリの花が
可憐に寄り添うように描かれた缶。
私はユリ茶を買っていた。



.........ビアンとか考えてたからだ。
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