あたしの日記。
しかしその喜びもつかの間。
あるとき彼と電話をしていたときのことです。
電話越しに聞こえた音が、あたしを
凍りつかせました。
彼が放った言葉
「ふー…。久々の煙草だ」
え…?今なんて言ったの?
久々の煙草?
その言葉があたしの脳をぐるぐる駆け回っていました。
「禁煙…したんじゃなかったの?」
とっさに出た言葉。
だってつい最近まで吸えなくなってたって…
お前のために辞めるよって…言ったじゃん。
なのに…なのに………。
「だってお前苛々してるときだけなら
いいって言ったじゃん」
電話越しに聞こえる彼の冷たい言葉。
あぁ…まただ。またあたしは
この人に…裏切られたんだ。
もうなにも言えないあたしは
「あはは…そうだったよね!ゴメンゴメン!」
と自分が言ったことを忘れたことにしました。
でも自然に溢れてくる色々な感情と涙は
隠しきれず、彼に泣いていることが
バレてしまいました。