夜空の涙~30日間の魔法~







後ろから何処と無く声がして、振り返ると


笑顔が綺麗な青年が立っていた。



「はい」


私はニコと笑った。その人に何故か懐かしさを感じた。



「僕はねソラといいます。君は?」



「私ですか?私は、瀬戸夜波です。」




「お願いがあるんです。」


「なんですか?」



「また僕と一緒に居てもらえませんか?」



え?



2年前の記憶が戻ってくる。


私が初めて恋をした。


あの記憶が、

ソラ…火星…お願い…泊めてください…愛してる!



「ソラ!」


「夜波、思い出してくれてありがとう。君を愛してる。答え聞かせてもらっていいかな?」


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