forever love

ビューー!!

今まで感じた事のない突風が吹いてきた。






時間(とき)は満ちた。


「…っえ!?」

「夕陽…?どこ行くの?学校始まるよ!」

「ごめん!先に行ってて!忘れもんしたからさ
取りに帰るね!」

「…っえ!夕陽!」

自分でも分からない。

誰かに呼ばれたような気がした。


ータッタッタッ…!

「はぁ…はぁ。何?ここ。」

そこは古びた井戸だった。

自分でも何でここに来たのか分からない。

何かに導かれたような気がして…。




ーそなたを待つものがいる。行け…。

ビュービュー!!

「えっ!ウソ…。」

招き入れるような突風に私は

井戸に落ちてしまった。



その井戸は緑の木の傍にあった。

そして…爽樹との出逢いが始まった。
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