forever love
ガラガラ。

昔から通っている病院だ。周りから愛されてる病院で

医師の名はゲンさん。

「おおー!爽樹じゃねえか。どうした?検診か?」

「はい。お願いします。」

「相変わらず綺麗な顔つきだな~!まるで女みたいだな!」

注射をしたり血圧を計ったり…

「っしゃ。また、結果でたら呼ぶからそこで座っときな。」


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「爽樹!結果でたぞ!」

「どのような結果でしたか?」

「……。」

ゲンさんが難しい顔をしている。

そうか。悪化していたのだな…。

「薬は毎日飲んでるんだな…?」

「はい。」

「そうか。……率直に言やあ悪化している。」

「そうでしたか…。ゲンさんが難しい顔をしていたから
そうかと。」

「…。俺が悔しい顔をしたのはな、悔しいからだ!
こんな健気な子に何でこんな事…。」


「……!?ありがとう。ゲンさん。その気持ちだけで嬉しいです。
それでは……。」 


ガラガラ。

「いかがでしたか…?」心配しながら聞いてくるハツ。

「…変わらないよ。さて、帰ろう。」
    
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「後、何年生きられるでしょうか?」

「……1年ぐらい。多くても1年半ぐらいだ。」

1年。今は春。

丁度、今から1年か。

言葉に出来ない何かが溢れ出した。

「……爽樹様!?どうなされましたか!!」

「……!?」

頬に流れているのに驚いた!

「泣いて…いる?」

「おふき下さい!」

「何があったのですか?」

「心配ない。感傷に浸ってただけだ。」







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