ため息と明日
初めてここを訪れた時には、プラネタリウムのような世界観に驚いた。
天井は星がたくさん散りばめられていて、一つ一つ輝いて。
カウンターは天井に埋められたダウンライトで照らされ、ウッドベースの暖かみを引き立てている。
その向こうには、綺麗に配置された色とりどりのボトルたち。
ソファ空間も作られていて、柔らかな素材感がなんとも贅沢な雰囲気を醸し出していた。
所々に置かれている観葉植物は、それぞれ種類が異なるものの、やわらかな空気を携えて、この部屋にひっそりとなじんでいる。
ようやく、ここに来れた安堵感に思わずため息が零れた。
それはそれは、ほっとするこの暗闇の中の光の世界の中で
今日も、変わらずこの景色を堪能する。