指輪
告白
凪斗は結局昼過ぎまで寝ていた。

私も起こせばいいのに声をかけられないで何時間もすぎてしまった。


今日は土曜日で授業もバイトもなかった。

とりあえず私は凪斗からもらった紫陽花に水をやった。

見る度に凪斗を思い出してしまうけど、紫陽花好きな私は、毎日手入れを欠かさなかった。


高校の時に断ち切ったつもりだったのに…まだ凪斗に未練があるってことなのか。
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