指輪
アパートに帰っても、私は混乱していた。

凪斗がくれた紫陽花を眺めながら何時間も過ごした。


寝るのも忘れそうになるくらい眺めていた。


1年ぶりに見た凪斗は、少し大人びて見えた。


何で私の前に現れたの?

疑問が頭の中を回っていた。
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