夢なごり~君の声に呼ばれて~
「だったら、着替えて来い」
「何でですか?」
「せっかく街に行くんだから、女の格好して、お洒落して来たらどうだ?」
「私、男で通ってるんだけど…」
私は今だに男と性別を偽って生活している。
そんなに私って、色気ないかな?
「別に大丈夫じゃねぇか?お前が女装の趣味があるって言っとけば」
「そしたら、私はただの変態じゃないですか!」
「良いから、着替えて来い」
私は土方さんに急かされ、自室(今日は平助)に戻って、着替えた。