夢なごり~君の声に呼ばれて~
「んにゃあ!」
やっぱり雷来たし!
私は耳を塞ぎ、その場にしゃがみ込んだ。
「大丈夫か?」
土方さんは心配そうに目線を合わせ、私を見て来た。
「…っ!?」
ドクン…ッ。
何で、此処にあの男がいるの?
だって、アイツは現代に…、刑務所にいるはず…。
「桜井…?」
『舞咲…?何で、俺から逃げんだよ』
違う、此処にいるのは私と土方さんだ。
あの男がいる訳が無い…。
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