夢なごり~君の声に呼ばれて~


ふと外を見ると、桜が咲いていた。



「ねぇ、岬。私ってどれくらい眠ってた?」



「半年だよ!全然目が覚めないからホントに心配したんだから!」



半年か…。



随分と眠ってたんだ…。



「ねぇ、舞咲。何か感じ変わった?」



「何で?」



「何か、雰囲気が柔らかくなった感じがするんだよね」



岬は不思議そうに私をガン見していた。



柔らかくなった?



多分、それは土方さん達のおかげかも。





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