由良さんが呼んでますので




思ったよりも細木くんは、いい子だった



私が言えば、ダメなところは直そうとするし。そうじゃなくてもちゃんと相手のことを考えることが出来るみたいだ



何だ、私の偏見か



「由良さん由良さん!くれーぷですよ!くれーぷっっ」



ハイハイクレープね



一々可愛い細木くんを見ていると、とても心が和む





――――――はじめてかも、しれない



こうして、友達と何処かへ食べに行ったり遊んだりするのは。だからだと思うのだ




「由良さーん!苺チョコクレープですよ、どうぞ!」

「ありがとう」



私、ちゃんと笑ってる




「むむ?口、クリームついちゃった・・・・」

「・・・・っふふ」



楽しい、かもしれない




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