由良さんが呼んでますので

それは、俺がどうでもいい存在だから？


ソウマよりも由良さんにとって、無くてもいい存在だからなの？？ねぇ、由良さん。由良さんは俺のこと、嫌い？



「何で？俺、言ったよね。他の人間と一緒にいないでって」

「うわわ、りっかくん由良さんにそんなこと言ったの？困らせちゃダメじゃーん」

「ソウマは黙ってろ」



オマエは、俺らの問題に口を出すなよ


俺のことも、ましてや大切な由良さんのことだって知らないクセに。俺らが交わした条件、否。約束のことだって知らないクセに



勝手に、俺らの中にずかずか土足で入り込んでくるなよ




「由良さん、ねぇ」




俺の話、聞いてる？



「・・・・細木くんの為です」

「何で俺の為にソウマと一緒にいるの？ねぇ、意地悪したかったの？俺を、困らせたかったの？」



それとも、怒らせたかった？



最後の一言を言い放った瞬間、由良さんが勢いよく俺の方へ顔をあげて









・・・・・・・え？