おおかみ男の娘

そして僕と椿ちゃんは運動場に出た。


椿ちゃんはサッカー部を見て手を振っていた。



「みんなー頑張ってね!!」



そう言う彼女の顔からは少し焦りの色が見えた



「椿ちゃん、大丈夫?」



僕は少し心配になって訪ねたが


「嬉龍くん。私、沢山の人と関わる部活に入りたい。特に弱そうな人達がいる所…。」



と椿ちゃんは少しうつ向いた。


なんで弱そうな人達何だろう…?


初めてあったときも


『沢山人間がいるところ知らない?』


とか、何か変なこと言ってたな…。



まぁ僕が気にしてもしょうがないか。


そう思い、普通に



「美術部なら弱い人が多いかな?」


何て答えた。すると…



「じゃあ嬉龍くんも一緒に部活しよっ!!」



って椿ちゃんは微笑む。


こ…この笑顔は反則だ…。



「よ…よし!!美術部入ろっか。」


「うんっ!!」



こうして僕と椿ちゃんは美術部に

入部することになった。
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